和歌山ラーメン
まず断っておきますが「ラーメン」ではなく、地元では「中華そば」です。昭和初期、市電車庫前に連なった屋台がそのルーツですが、各々の店で改良を重ねた結果、醤油の澄んだスープと、トンコツがこってりと濁ったタイプの２大系統が誕生しました。麺は細くてストレート、若干やわらかめです。チャーシュー、ネギなど具はストイックなまでにシンプル。注文は席に着くまでに、または席に着くなり「中華！」と一声で決めたいものです。初めての方は間違っても「ラーメン」などと口にせぬようにご注意。最近の傾向としては、基本のスタイルを踏襲しつつも、比較的あっさりとした中華そばを提供する店が多くなりました。
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